生活の単位って何?


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こんにちは、U26メンバーの学生の佐久間大和(さくまやまと)です。

小さい頃から算数が好きな私には堪らない21_21で行なわれている「単位展」に足を運びました。 世の中の様々な単位を身近なもので置き換えており「へぇ〜」 と感心するものから驚されるものまで沢山ありました。 また、新しい発見もさることながら頭の捻り方の発見が多くありました。「言葉の重さ」の展示を例に上げると、「言葉」をプラスティックに置き換え、それらの質量を「コトバノオモサ」とし、どちらが重いかを比較していました。ちなみに、「しごと」と「かてい」では「かてい」のほうが3.87g重かったです(笑)漢字で書くとどうなるのか気になるところですね。

 

 

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一方、単位自体について受けた印象といえば、単位といえ可変的で曖昧なものだと感じました。 例えば、「物の長さ」についてと限定した単位でさえ、 地域によってメートルやフィート、インチ、尺などその土地で使い易いカタチになっています。

 

例えば、飲食店のL、M、S! 海外のファストフード店でLを注文する。 出てきたものはどう見ても、どう食べても、どう考えても、日本のLよりもサイズの大きい物。これは服を買うときもありますよね。さらに言えば日本の中でもブランドによって異なる時もあります。 試着はとても大事です。そんなことを考えていてふと、単位は時代背景、地域性、状況により絶えず変化していくのだろう。そして、そのサイズ感覚を誤った時にミスが起こるのだと思いました。

 

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帰路につき、自宅のアパート前でお隣の美人さんが男性と出てきました。「二人暮らしかぁ〜羨ましいな〜」とは思いませんでしたが、家に住む人の数ってまちまちなんだなと思いました。 と、家の単位、家を構成する単位は? そもそも皆が皆nLDKなのか?

 

気になり始め手に取った本が、 山本理研 著の「地域社会圏主義」という本です。 この本では「1つの住宅に1つの家族が住む」という住み方の概念に対して問題提起をしています。東京23区内の平均世帯数人員を見ると「1住宅=1家族」ではなく、すでにパッケージとしての住宅が商品価値を失いつつある。その為、住宅の仕組み自体を考え直す必要があると。

 

これから先、家・集合住宅について考える時に「1住宅=1家族」という「単位」でなく、今までの既存の価値観・概念から見直し「生活の単位」を考えていくことが必要だと感じました。

 

P.S. 私は1LDKの一人暮らしです。