第5回勉強会を開催しました!


初めまして。U26の森です。
自己紹介ページでの紹介がまだの身ですが、先走ってブログを書かせていただいております!
今回は、5月11日(月)に行われた第5回勉強会の模様をお届けいたします。
今回登壇して下さったのは、緑のモフモフでお馴染みSUUMOの編集長の方と、
大学で住宅の歴史を研究されている小野 有理さんです。

マンション マーケットに精通されているお二方に、過去から現在までのマンション・暮らし方の変遷をお伺いしました。

まずは、マンションマーケットの現状を把握。新築マンションの供給戸数が年々減少しているのは何となく予測がついていましたが、

都心6区と(6区を除いた)23区、23区外で新たに建てられるマンション数の
差の大きさにはとても驚きました。
都市と呼ばれる場所にいかに人気が集中しているかに気付くとともに、
「都市に住む」とはどういう事か、もっと様々な視点で考えないといけないなと思いました。

 

また、今マンションが買い時であると考える人が
買い時でないと考える人を上回るというデータも紹介していただきました。

土地の価格は今後も上昇し続けるだろうから、
今のうちに買っておいた方が良いんじゃないか、と考える人が多いようです。

価格だけでなく、金利、税制なども、買い時かどうかを判断する材料となってきますが、
私たちU26世代が購入する頃はどんな状況になっているのでしょうか。

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住宅の歴史を研究されている小野さんからも
とても面白いお話を伺いました。

小野さんは研究の一環で、現在のSUUMOの前衛となる「住宅情報」という雑誌を
1ページ1ページ見返し、そこから住宅変遷のエッセンスを抜き取っているそうです。

なかなか思いつかない&真似できない手法に驚きです。

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そんな研究を進める中で、小野さんが辿り着いた住宅史変遷のポイントは、

・政策
・経済
・人々の意識(メディア)

の3つだそうです。

中でも「人々の意識(メディア)」に関する事例を「住宅情報」に掲載されている文章や写真、
イラストを見ながら紹介していただきました。
「この辺り(戦後)は、フランスパンがやたらと出てくるんですよね、先進的な文化の象徴として使われているんでしょうね」
といった、ユニークな着目点から時代を読む様子に、終始 引き込まれてしまいました。

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自分たちの理想とする暮らしは、メディアによって形成される部分が大きいことは
感覚的に何となく理解しているつもりでした。
ですが、今回のように、実際のメディアのどんな所に影響を受けているのかまで細かく考えてみたことが無かったので、とても新鮮でした。

 

私たちU26世代が、未来の自分たちが理想とする暮らしを考えるには、
まだまだ暮らしに対する「視点」が足りないな、と実感。
色んな視点で考えた上にこそ、U26世代ならではの視点が見えてくるのではないかと
考えさせられる回でした。次回勉強会もお楽しみに!

森真澄