住民自ら自主防災の勉強会を開催-パークシティ溝ノ口


去る6月14日(日)、パークシティ溝の口の集会室にて、マンションにお住いの皆さまが自ら主催された、「ぱーくcafe」が開催されました。今回のぱーくcafeでは、平成7年の阪神淡路大震災を経て強力かつ先進的な自主防災組織となった兵庫県加古川のマンションの、現地見学報告会を行いました。

当日はマンションにお住いの方のみならず、他のマンションからも人が集まりました。和気あいあいと、しかし真剣に加古川のマンションの自主防災事例を学ばれていました。

パークカフェの様子
ぱーくcafeの様子

 

ぱーくcafeの様子

パークシティ溝の口は築30年以上が経過しており、住み手の高齢化やマンションの老朽化などが懸念されています。

そのような中で「もっと敷居を低くして、より多くの住民から声を集めていこう」との機運が高まったことから平成25年にスタートしたのが「ぱーくcafe」です。ふらりと参加できるような雰囲気づくりなど、様々な工夫がみられました。

ぱーくカフェ以外の取り組み
ぱーくcafé以外の取り組みも。
パークシティ溝の口の秋祭りの様子

ひろがる防災の知恵

マンションの防災には、まだまだ一般化されていない知恵がたくさんあります。例えば加古川のマンションでは防災用品に”イカ焼きマシーン”を備蓄しているそうです。なぜ?と思われるかもしれませんが、これが効果的だそうです。その理由の一つには、粉物を備蓄している家庭が非常に多いということがあります。
一般的な防災の食料備蓄といえば、カンパンやカップ麺を想像される方が多いかと思いますが、実は普段から使っている物が有事にも役立つことが、大切だそうです。さらに、このイカ焼きマシーン自体も、普段から理事会の後などの懇親会で活用しているということです。

日常的に使っているのであれば、もし災害が起きて、実際に使う場面が来たとしても、使い方がわからないといったことも起きずに安心ですね。

このように、災害に対する備えには細かな知恵がたくさんあるようです。ぱーくcafeの取り組みは、そうした知恵を他のマンションから学び、自らのマンションで実践する一歩になったのではないでしょうか。