マンションとまちづくりの今を学ぶ「U-School」、スタート!


こんばんは!
Neighbors next U26の森田達也です。

10月28日に行われたU-school
【これからのまちづくりに必要な価値観とは?】
についてご報告させていただきます。

U26の活動では以前から様々な講師の方をお招きして、マンション企画に関する「勉強会」を開催しておりました。
後期よりこの「勉強会」改めU school」としてバージョンアップ!!!
U26メンバーが主体となり運営する体制へとなりました。

そして、記念すべき第一回U schoolが開催されました!

▶︎ U-school
講師として、東急電鉄から電鉄と開発の両キャリアを持つ建築家の「三渕 卓さん」にお越し頂きました!

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◼︎駅舎設計とその周辺地域開発
三渕さんが手がけられた「元住吉駅」「渋谷駅」「たまプラーザ駅」の駅舎とその周辺開発について、コンセプトや開発裏話などをご紹介頂きました。

元住吉駅は自然換気や太陽光発電システムの設置、駅構内の緑化、雨水利用システムなど「エコのモデル駅」になることを目指し設計され、駅前に公園をつくるなど、子供たち目線で楽しい駅舎へとなりました。

気持ちの良い空間を演出するためガラス張りにした駅舎は、三渕さんの機転で実現したとか…

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元住吉駅に始まり、この3駅に共通して言えるのは自然換気を取り入れた「エコな駅」であること。

安藤忠雄氏とタイアップした渋谷駅は、地下駅舎にもかかわらず自然換気にするため、三渕さん1人とメトロの社員30人とで話し合いを重ね、今に至ったとのこと。

「自分の発想で社会をどう変えるか」と語る三渕さんの熱い気持ちをお話の中で感じました。

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まちへの入り口である駅が変わることで、その街のイメージが変化したり、新たな地域価値が生まれ、街の価値の上昇や地域課題の解決など、社会貢献へと繋がるというお話を伺ったときは

羨ましい仕事だな!
と率直に思ってしまいました。

◼︎ワークショップ 〜シェアの6軸〜
三渕さんのお話を踏まえ、東急電鉄沿いに新たな開発を提案するというワークショップを行いました。
三渕さんが提唱する将来のキーポイント・キーパーソンとなる

【6軸】
・健康医療、介護
・アーティスト、クリエイター
・インバウンド、外国人
・若者起業 大学/学校
・地方創生、移住
・働き方変化 主婦/子供

この中から2、3の軸を組み合わせ「東急電鉄沿い」の「空き家や空き倉庫など」を活用し、「新たな土地の価値を提案」するというもの。
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東急電鉄の何駅を対象とするのか

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誰のための
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どのような場にするのか
U26メンバーと東急電鉄の社員さんを含む4組で1時間弱のワークショップです。

A班「団地海外旅行」
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B班「都心にバンガロー付きBBQ場」
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C班「大倉山BASE 地域の秘密基地」
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D班「自分らしさを発揮できるクリエイティブコンテナ」10

各チームが三渕さんの提唱する6軸を様々な形に捉えた提案を行いました。

また、各チームのプレゼンに対する三渕さんのコメントが素晴らしく、それぞれのアイディアをより膨らまし、引き立てるものでした。

そして、第1回U-school はメンバー大満足となりました。

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時間が少ないワークショップで毎回これだけアイディアが出せるU26メンバーはやはりすごいなーと客観的に思ってしまいます…

以上、第一回U-school「これからのまちづくりに必要な価値観とは?」

講師は三渕 卓さんでした!

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〜三渕 卓さん プロフィール〜

一級建築士。横浜国立大学大学院小林重敬研究室(都市計画)修了後、1995年に東京急行電鉄㈱に入社。鉄道部門の建築を担当し、渋谷駅、たまプラーザ駅、元住吉駅など、駅のイノベーションを起こし従来なかった駅の価値創造を実現。

その後、東急電鉄初の賃貸住宅ブランドや有料老人ホームブランドの立ち上げに携わり、2011年には東京都特定緊急輸送道路沿いのビルオーナーを対象にした「耐震サポートサービス」を若手社員らと社内でビジネスとして立ち上げるなど、常に「建築と街づくりの接点」で新しいことに挑戦しつづける。

現在は、東急沿線の不動産コンサルティングに従事し、シェアハウスや保育園などの誘致をする傍ら、これからのまちづくりには「どんな価値観が必要か」を模索し続けている。2012年国際都市プランナー修了。現在、事業構想大学院大学にてまちづくりの事業構想を策定中。