パークシティ溝の口秋祭りに向け、アイデアソンを開催するU26メンバーたち


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すっかり秋の天気になったかと思いきや、また夏のような蒸し暑い気候となってしまった9月27日の夜、U26のメンバーは三井不動産レジデンシャル本社オフィスにあるコミュニケーションスペース「レジラボ」に集いました。

これまでU26メンバーは、パークシティ溝の口におけるコミュニティカフェの提案に向けて、「U-School」で様々なゲストからコミュニティの作り方やカフェの運営方法について学んできました。

「U-School」の合間では、パークシティ溝の口にてイベント「炊き出しフェス」への参加や、屋台づくりワークショップ等も実施。居住者の方々と交流しながら、少しずつどんなコミュニティカフェを作ればいいのかを考えてきています。

U26メンバーは、10月23日にパークシティ溝の口の自治会主催で毎年開催される「秋祭り」に出店します。今回、U26メンバーはレジラボで、出店する内容を決めるためのアイデアソンを行いました。

インプットを中心に活動してきたU26メンバーは、アウトプットが必要なフェーズに突入。今回は、アウトプットに向けてアイデアを練るU26メンバーの様子をお伝えします。

秋祭りでU26メンバーが目指すこと

U26メンバーは、11月にはパークシティ溝の口でアイデアソンを実施し、12月にはU26メンバーがパークシティ溝の口の居住者の方々に対してコミュニティカフェの企画提案を行います。

言うなれば、今回のアイデアソンは11月に開催するアイデアソンの予行演習。お店が実現できるかどうかを考え、収支計算、役割分担、作り方等を踏まえてお店のアイデアを考えていく必要がありました。

出店場所は、「炊き出しフェス」で使った場所と同じ。与えられた広さは机2台分。U26メンバーが出店するスペース隣には居住者の子どもたちによる「子どもカフェ」が出店するため、隣の子どもたちに考慮した上で、お店の内容を考えていく必要があります。

提供するメニューの価格設定は自由ですが、ドリンクの提供は必須。電気が使えないため、鉄板は使用できず、火が必要になる場合はガスコンロを使うことが想定されます。

いくつかの縛りがある上で、U26メンバーが達成を目指さなくてはならないのは、来場者数と売上の昨対アップ。昨年の秋祭りで「子どもカフェ」には、100〜120名ほどのお客さんが足を運び、2万4000円の売上を出しました。U26メンバーは、この数字以上の結果を出すことが求められます。

さらに、出店と同時にカフェづくりのためのアンケート調査も実施。200名以上の方からアンケートをもらうことも目標と課せられます。様々な目標が課される中、U26メンバーはどんなアイデアを生み出すのでしょうか。

出店アイデアソンを実施

まずは個人ワーク

まずは個人ワーク

各自、秋祭りに向けたアイデアを練ります

各自、秋祭りに向けたアイデアを練ります

まず、U26メンバーは個人個人で出店のためのアイデアをブラッシュアップ。5W1Hからなるコンセプトと収支を含めた、提案書をそれぞれのメンバーが作成しました。

個人ワークを終えた後は、2つのグループに分かれ、U26プロジェクトの企画運営に関わる荒さん(株式会社HITOTOWA)と猪股さん(株式会社タンデム マンションコミュニティ研究家)からアイデアに対してフィードバックを受ける時間に。

どちらのグループも議論が盛り上がっています。

どちらのグループも議論が盛り上がっています。

フィードバックを受けながら、アイデアを磨いていきました。

フィードバックを受けながら、アイデアを磨いていきました。

グループごとにフィードバックを受ける時間に。

グループごとにフィードバックを受ける時間に。

フィードバックを受けながら、ブラッシュアップしたアイデアを各グループが発表。モバイル屋台をどう活躍させるか、どうやってアンケートを集めるか、どんなメニューを出すか、どんなコンセプトにするかなどを考えたアイデアが共有されました。

ひとつのグループが提案したのは「ほっとあったまるカフェ」というコンセプト。秋祭りの開催日の過去の平均気温を調査し、意外と肌寒い日になるだろうと予測。さらにご高齢の方が来やすいような工夫をこらし、ハロウィンの時期ということもあり、メニューにはかぼちゃスープをチョイス。お店のデコレーションも、暖かさをテーマに統一。

「ほっとあったまるカフェ」のアイデアをプレゼン。

「ほっとあったまるカフェ」のアイデアをプレゼン。

スープを提供する際は、料理の仕上げを店員とお客さんが協力する仕組みとし、関係を構築する機会を演出。アンケートに答えてもらいやすい状態を作った上で、「あなたのホッとした思い出を教えてください」というように、アンケートもワークショップのように実施するプランを発表していました。

もう一方のグループが掲げたコンセプトは、「食の実験場」。出店するメンバーが白衣に身を包み、コトコトとコーヒーを入れる傍らにある屋台には色々なものをぶら下がっている。ぶら下がっているものをよく見ると、なんと駄菓子!

こちらのアイデアは「食の実験場」!

こちらのアイデアは「食の実験場」!

ぶら下がっている駄菓子を、隣で子どもたちが提供するホットケーキのデコレーションにしてもらって、お客さんに食べてもらう。子ども心を刺激するお店を提案していました。U26という実験的なプロジェクトを体現したようなお店のコンセプトでした。

それぞれのアイデアに良さがあります。

それぞれのアイデアに良さがあります。

各グループの発表が終了した後は、荒さんと猪股さんからのフィードバックを経て、「ほっとあたたまる」をコンセプトに、アンケートはストーリー形式で行い、お客様との会話を大切にすることなどが決定。

最後は全体でひとつのアイデアをブラッシュアップ。

最後は全体でひとつのアイデアをブラッシュアップ。

この後は、メンバー全体で具体的なアイデアを詰めていく時間となりました。その結果、当日はコーヒーやホットミルクをドリンクとして提供し、かぼちゃスープや バケットをメニューとして提供するようです。

秋祭りが開催される10月23日まではあとわずか。各メンバーの役割分担を決めて、秋祭りの出店に向けてU26メンバーは準備を進めて行きます。秋祭り後は、11月21日に個人アイデアソンがパークシティ溝の口で開催されます。

実現に向けた動きが進んできたU26プロジェクト。今後の活動もお伝えしていきます!