コミュニティカフェの提案に向けていよいよ大詰め、U26メンバーが各自の企画を発表


三井不動産レジデンシャルのCSV活動の一環としてスタートした「U26」プロジェクト。26歳以下の世代が、マンションにおいて将来の日本の社会課題を解決するソリューションとなるコミュニティをつくりだしていくことを目的に活動しています。

マンションにおけるコミュニティカフェの実現に向けて活動してきたU26メンバーたちは、パークシティ溝の口の居住者の方々とのアイデアソンを経て、具体的な提案内容を作成するステップに入りました。

今回は、三井不動産レジデンシャル本社オフィスにあるコミュニケーションスペース「レジラボ」に集い、メンバー一人ひとりが考えてきたコミュニティカフェのプラン内容についての発表の模様をお伝えします!

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まず、企画事務局の猪股 有佐さんからコミュニティカフェ提案のための条件や成果物イメージの確認から。

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コミュニティカフェ提案の前提となる条件を共有された後は、メンバーからの提案のまえにまずはアイスブレイクを兼ねて人間知恵の輪のワークに挑戦。

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U26メンバーから提案されたコミュニティカフェブラン

緊張もほぐれたところで、メンバー1人5分ずつ発表をしていきました。

今年1年、ゲストをお呼びしてコミュニティやカフェについて学ぶ「U-School」を開催してきたことや、幾度となくパークシティの居住者の方々にヒアリングをしてきた甲斐あって、どのメンバーからの提案もオリジナリティ溢れるものでした。

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ふらっと訪れることができるみんなのリビングのような場所にしたいというアイデアや、駄菓子屋タイムやバータイムを設けたり、みんなが名前で呼び合えるように名前を覚えるための場所にしようというアイデアも。

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運営に関しては、運営者が運営者を誘うシステムを提案するメンバーもいれば、掲示板を設置して自発的なつながりを生むことを提案したり、ローカルなシェアリングエコノミーとして写真だけを掲載する「エアフリーマーケット」を提案するメンバーもいました。

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居住者の方々にヒアリングした結果、いらなくなったものを交換、もしくは売買できるようなアイデアを提案していたメンバーが他にもいて、ヒアリングの成果はしっかりとプランに現れているようでした。

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オブザーバー陣からのフィードバック

左から:株式会社スピーク共同代表の林 厚見さん、クルミドコーヒー店主の影山 知明さん

左から:株式会社スピーク共同代表の林 厚見さん、クルミドコーヒー店主の影山 知明さん

今回は、オブザーバーの株式会社スピーク共同代表の林 厚見さん、クルミドコーヒー店主の影山 知明さんも参加。U26メンバーの発表に対して、フィードバックを行いました。

お二人からU26メンバーへの質問やフィードバックは鋭い意見が多く、メンバーはフィードバックをもらったことで、さらに自分の考えを深めることにつながった様子。

影山さん「一部の人が入り浸っている光景が思い浮ぶ提案なので、対応策を考えることが必要」

影山さん「関わりを強化すれば、すべて上手くいくほど単純じゃない。関わらせながら良い関係になるようにするための工夫をしないと」

影山さん「関わらない自由が担保されていない状態は好ましくない」

林さん「コミュニティカフェを運営している風景を想像することが大事。1時間に2、3人だけお客さんがいる状態だと、お金もらっているスタッフはけっこう暇。人を迎え入れる場所としてそのイメージであってる?」

林さん「場があって、声を集めることは素敵なことだと思いつつ、掲示板に書くことはハードルが高い」

林さん「物々交換は試すに値する方向性。やってみないとわからないこともあるので、トライアンドエラーかな」

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発表されたプランに対して、それぞれ影山賞と林賞が决定。提案したメンバーに対しての授与式も行われました。影山賞を受賞したのは、砂古口さんが提案したパークシティ溝の口を学校と読み解くプラン。

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子どもにとっては日常の延長線であり、お年寄りにとっては懐かしい場所である学校。パークシティ溝の口をたくさんの世代にとって馴染みのある学校と再定義していくことで、これまでバラバラに開催されていたイベントに統一感をもたせていくというプランです。

林賞を受賞したのは、後藤さんの「みんなのつくえ」プラン。自由に使える机を置いておき、机を利用するために年会費を支払ってもらうというもの。「みんなのつくえ」を利用する人は、話しかけられることを受容できればOK。いろんな知識や経験を持った人が集まって、特技を活かせる場所になったら」と後藤さんは発表。「まちライブラリーの要素も入れたい」と発表していて、U-Schoolで聞いた内容が活かされていました。

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後日発表となったカフェつく会議賞は、鈴木さん、松川さん、向山さんの3名が受賞!鈴木さんと松川さんが合同チームとなり、合計4案を12月18日に提案することになりました。この後は、4つのグループに分かれ、それぞれのプランをブラッシュアップしていきます。

いよいよ、コミュニティカフェの提案に向けた大詰めに入ります。一体、どのようなプランを提案することになるのでしょうか?U26メンバーの提案が楽しみです!