プロジェクトの背景
※2)2006年東京都監察医務員「東京都23区における孤独死の実態」
無縁都市・東京に生きる私たち。日本では、都市の住居の約47%(※1)が集合住宅からなりたっています。これだけの家が集まって暮らしているのにも関わらず、地域に住む人同士のつながりはほとんどありません。東京23区では毎日約10人(※2)が孤独死しています。 私たち26歳以下の世代(以下U26)が住まいの選択を迫られる2020年以降。 「防災、子育て、介護・・・いろいろな都市課題が目の前に迫るなかで、人づきあいのない東京に、私たちは住み続けているのだろうか?」そんな疑問からプロジェクトは生まれました。
目指していること
わたしたちU26世代が集まり、都市に住む人の暮らし方・つながり方の理想を、自分たちで考えつくりたい。Neighbors Next U26 Projectは、無縁社会が生む問題を解決する糸口が、街に住む人々のつながり Neighbors(ネイバーズ)にあると考え、「ただいま」が溢れる都市のミライを描いていきます。
MISSION:使命
都市の社会課題を街に住む人々のつながりによって解決することVISION:達成目標
U26世代が考える理想のマンションを考案し、2020年に実現をすることPOLICY:参加するU26メンバーにとって
・学びのサードプレイスであること ・専攻を超えたビジネス体験であること組織概要
■オブザーバー
仲建築設計スタジオ 仲 俊治さん
成瀬・猪熊建築設計事務所 猪熊 純さん
三井不動産レジデンシャル株式会社 石井 隆之さん
三井不動産レジデンシャルサービス株式会社 山村 勝治さん
■キュレーター
猪股有佐 草刈良允 成木恵理子
■事務局
HITOTOWA INC.
■協力
サステナブル・コミュニティ研究会
活動内容
1.調査する
そもそも、U26世代にとっての理想のマンションってなんだろう。そんな想いのもと、「共用部に求めるものは?」 「仕事と住まいのバランスは?」など、U26世代の住まい感をあぶり出す意識調査を実施しています。
2.学ぶ
マンションがどのように企画され作られていくのか、住民同士のつながりはどんな場があれば生まれるのか。 そんなマンションづくりの“基礎”と歴史”を学ぶ、ワークショップ形式の勉強会を開催しています。
3.体験する
百聞は一見に如かず。マンションにおけるつながりづくりの現場「グリーティングイベント」に実際に参加。 スタッフの一員として運営のサポートをすることで、住まいにつながりを生み出す練習をしていきます。
4.集まる・話す
月に2回、全体でのミーティングをおこなっています。住宅の歴史を学んだ上で今後自分たちがどんな暮らしがしたいのかディスカッションをしながら深めていきます。
5.企画する・発表する
U26世代にとっての理想のマンションを実現するために、都市のこと、住まいのことを考えるサミットやシンポジウムなど、社会に対する発信も積極的に行っていきます。
6.設計する・建てる
長い時間をかけて、自分たちが将来住みたい家のアイデアをカタチにしていきます。社会性があり、専門家をうならせるアイデアは実際に採用される…かもしれません。