三井不動産レジデンシャルのCSV活動の一環としてスタートした「U26」プロジェクト。26歳以下の世代が、マンションにおいて将来の日本の社会課題を解決するソリューションとなるコミュニティをつくりだしていくことを目的としています。
2017年に入って、U26メンバーはこれまでの活動を振り返り、自分たちが使いたい理想のコミュニティカフェにあってほしいコンテンツを考えるアイデアソンを実施。現在、コミュニティカフェのアイデア集作成に向けて活動しています。
今回は2月21日に三井不動産レジデンシャル本社オフィスにあるコミュニケーションスペース「レジラボ」に集まり、アイデア集作成に向けて追い込みをかけるメンバーの様子をお伝えします。
オブザーバーからのフィードバック
メンバーは作成したテキストやイラストを持って、オブザーバーの林厚見さんを訪問。アイデア集の方向性に対していただいたフィードバックの共有からスタートしました。
林さんからのアドバイスは、アイデア集を「面白アイデアに見せかけながら、中身が結構詰まっている」にするというもの。
アイデア集では、カフェがマンション住民や地域住民のどのような課題の解決になるかしっかりとテーマを伝える。その上で、アイデアは絞ったほうがいい、というアドバイスをいただきました。
加えて、なぜカフェなのかという問題提起や目的を伝える「プロローグ」と、アイデア集が叶えられた未来のイメージを伝える「エピローグ」を入れるというアドバイスや、アイデアのカテゴリ分けを工夫して、目次で魅せることを検討したほうがいいというアドバイスも。
林さんからいただいたカテゴリの分け方のアイデアは、「Do it yourself」「小さく始める」「交わりを創るる」「運営側のモチベーションを持続させる」など、これまでU26メンバーが学んできたエッセンスをまとめたもの。
テーマ、アイデア、キャッチコピーにカテゴリ分けなど、いくつかのアドバイスをいただいたメンバーは、アドバイスを参考にしながらアイデア集の具体化に向けて議論をスタート。
活発に議論するメンバー
良いアドバイスをいただいたものの、アイデア集を作成する作業は3月1日までに完了しなければなりません。残された時間は少なく、考えなければならないこと、作業しなければならないことは多い状態。
「プロローグ、エピローグは作成する?」「コラムの執筆はどうする?」「分類の仕方は林さんから得たアドバイス通りでいいの?」など、気になることも盛り沢山。アイデア集に含めようとしている内容はスケジュールに間に合わせることができるのか、作成が必要なものはどう作るのか、作業分担はどうするのかなど、メンバーは活発に議論をしていました。
全体で確認すべきことを確認し終え、グループに分かれてそれぞれ作業を進める時間に。
内容について活発に議論するグループもいれば、役割を決めて黙々と作業するグループも。全体の構成やプロローグ、エピローグ等を担当していたグループでは、どのコンテンツに何ページ割り当てるかなどを决定。カテゴリ分けに関しては、「DIY」を「手づくり」や「手を取り合って」に変更するなど、表現を工夫することについて話し合っていました。
アイデア集に収録する26個のアイデアについて考えていたグループでは、アイデアについてポストイットを利用しながらブレスト。一度はアイデアから外れた「言い訳カフェ」がアイデアとして復活するなど、掲載するアイデアを決めていきました。
アイデア集に利用するイラストを制作しているグループから、制作中のイラストが共有された際は、他のメンバーもみなさん良いリアクションをしていました。
メンバーはこの後、最終校正に向けて駆け抜けていきます。次回は、アイデア集の発表と今年度U26メンバーの卒業式の模様をレポートします!お楽しみに!